CapCut(キャップカット)は、TikTok(ティックトック)などを運営している中国企業が提供しているスマートフォン向け動画編集アプリのこと。
高性能な動画編集が無料でできるということで、若者を中心に人気になっているアプリですが、無料だからこそちょっとした落とし穴があるというのです。
この記事では、キャップカットの安全性や利用規約がヤバいと言われていること、評判と個人情報について解説します。
スポンサーリンク
キャップカットの利用規約が怪しい?ヤバい?
まずは、キャップカットの利用規約が怪しい?と言われている件について見ていきましょう。
「キャップカットが怖い、やばい」というのは、Twitter上でよく騒がれていること。
実際、多くの人が「キャップカットって怪しくない?」と思っている利用規約は、主に以下の通りです。
- 商用目的での使用は禁止
- 個人が作った動画の著作権はキャップカットのものになる
- 個人が作った動画はまったくの赤の他人も使うことができる
- キャップカットで作成した動画は、TikTokなど他のアプリでも使用する可能性がある
- キャップカットのアプリに入った時点で個人情報が収集される
- 音楽著作物に関する権利は一切使用承諾されない
- 13歳未満の使用禁止
- 18歳以上の未成年者は、アプリ使用に関して保護者の同意が必要
再度お伝えしますが、キャップカットはただの動画編集サイト。
それなのに、上記のような複雑かつ疑問が沸きあがる利用規約が存在しているのです。
キャップカットの利用規約の概要は、以下の通りになります。
- キャップカットは、商用目的での使用は禁止(私的目的での利用にのみ使用可能)
- キャップカット経由で作成された私的動画に良いものがあれば、開発側(キャップカット側)が商用目的で勝手に使用する
- もし元の動画がきっかけでキャップカットに利益が出たとしても、得た利益を動画作成者に還元はしない(利益はすべてキャップカットのものになる)
- 元の動画に権利問題があったとしても、キャップカット側は関与しない
私用目的でみ使用可能とうたうのは特に問題はありませんが、それ以降の記載事項に関しては、「え?どういうこと?」と思ってしまうことばかり。
私的目的で作成した動画が、キャップカットのお目にかかることで勝手に使用されてしまうというのは、人物が写っている動画だとしたらちょっと怖いですよね。
現に、Twitter上では以下のように騒がれていますよ。
#CapCut という、画像に3Dで動きを加えるアプリ、たしかにすごいし面白いけど、規約がエグくないですかね…
利用してる人たち大丈夫なのか… pic.twitter.com/620pIAWZEG— 凪 (@_ventus) October 3, 2021
アプリをダウンロードする際、どのアプリも利用規約が出てきますが、それをしっかり確認している人は極めて少ないでしょう。
キャップカットに関しては、Twitterなどを調べると、難しい利用規約を簡単な日本語に書き換えてくれている人も複数います。
しっかり確認して納得した上で、キャップカットを利用できると良いですね。
スポンサーリンク
キャップカットの個人情報の安全性は?
続いて、キャップカットの個人情報の安全性についてですが、キャップカットが明記しているお客様情報の扱いについてを見ていくと、驚くべきことが淡々と記されていることがわかります。
それは、「内部の業務目的のために、グループ構成員との間でお客様の情報を共有します」です。
内部の業務目的とは何なのか、グループ構成員とは誰のことを指すのかには一切触れず、キャップカットに登録しただけで我々の個人情報が流出するという記載があるだけ。
流出する個人情報は、以下の通りです。
- IPアドレス
- デバイスの固有識別子
- ネットワークの種類および接続
- 携帯電話のモデル情報と会社
- 携帯電話利用エリア
- アプリのバージョン
- OS
- デバイスの操作と挙動
- CPUおよびGPU情報
要は、おおまかな居住地がどこで、どういう携帯電話を使っていて、何をどうやって編集したかなどが、キャップカットにアクセスしただけで先方に伝わってしまうのです。
ただの動画編集アプリが、ここまで個人情報を収集する理由は通常あり得ません。
無料で使えて便利なキャップカットですが、個人情報が何に使われているのかが明確にならない限り、怪しいという疑念は消えないでしょう。
とはいえ、キャップカットは若者を中心に注目されているアプリの一つ。
そもそも若者は個人情報の漏えい問題に疎く、「個人情報が漏えいされてどういう問題があるの?」と思っている人も少なくありません。
確証はもてませんが、キャップカットは若者の個人情報に対する危機意識の低さを利用して、アプリを運営している可能性も高いといえるでしょう。
これからキャップカットに登録を検討している方は、今一度個人情報問題について、しっかり勉強したほうが良いかもしれません。
キャップカットの評判は?
最後に、キャップカットの評判について見ていきましょう。
まずは、「キャップカット最高!」と思っている人の口コミです。
- フォントやアニメーションが多種多様で初心者でも簡単に編集出来る優れもののアプリ
- フィルターが簡単に変更できる
- CMや課金がなく、すべて無料でできる
- 自動保存機能がある
- 企業のロゴが入らないのが良い
- パソコンを使わず、スマホですべて完結できる
様々な口コミを見て思ったことは、キャップカットは動画編集アプリとしては最高峰の水準だということ。
完全無料にも関わらず、他の動画編集アプリよりも使いやすく、フォントなどの種類が豊富。
なにより、動画に企業のロゴが入らないことが、利用者がキャップカットを支持している要因といえるでしょう。
続いて、「キャップカットは使いにくい」と思っている人の口コミです。
- モザイク機能がないから不便
- ボイスの幅が狭い
- 選択できる曲の数が少ない
- 古い曲しかない
世の中には、万人受けするものは存在しません。
それはキャップカットも同じ。
特に選択できる曲の幅が狭く、古い曲ばかりが並んでいることに不満を覚えている利用者が多いようです。
とはいえ、無料のアプリですから、あまり大きく文句もいえないですね。
このようにキャップカットを既に利用している人の多くは、キャップカットに高い評価をしています。
しかし一方で、キャップカットを未だ利用していない人からは、利用規約の不透明さや個人情報が漏れてしまうことを疑問視する声も。
キャップカットを使う使わないは個人の自由ですが、無料ほど怖いものはないということは、しっかりお伝えしていけたらと思います。
【キャップカットのTicToc音源、音楽の入れ方、動画の入れ替えや移動、はめ込み合成方法についての記事はこちら】
https://nami-picks.com/capcut-tiktok-onngaku-onngenn-irekata/
スポンサーリンク
まとめ
この記事では、キャップカットの安全性や利用規約、評判と個人情報について解説しました。
完全無料でできる動画編集アプリですが、様々なメリットがある一方、懸念されている問題も多いことがわかりました。
無料だからと軽々手を出すのではなく、しっかり背景も調べて使用できると良いでしょう。
また多くの人が読み飛ばしてしまうであろう利用規約も、キャップカットに限らずしっかり読み、納得できた人だけがアプリをダウンロードできると良いですね。