小栗旬主演で話題になっている、ドラマ「日本沈没~希望のひと~」(TBS)
タイトルがタイトルだけに、「これは予言ドラマなの?」「日本は本当に沈没するの?」と噂にもなっています。
この記事では、ドラマ「日本沈没」では本当に日本が沈没するのか、ドラマは予言や都市伝説なのか、難しいといった声について紹介します。
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【日本沈没】本当に沈没する?ありえるのか。沈没しない?
TBS日曜劇場「日本沈没―希望のひと―」。
同ドラマでは、地震学者が地球温暖化の影響で関東が沈没すると論し、実際に関東沈没が始まる場面までが放送されました。
ドラマ「日本沈没」は小松左京氏の小説が元ネタになっており、これまでに幾度となくドラマや映画が放送されました。
ともなれば、気になるのは「日本は本当に沈没するのか?」といったところ。
2006年に映画化された「日本沈没」で科学監修を務めたジオリブ研究所所長・巽好幸さんの元には、「日本沈没は実際に起こり得ることなのか?」という問い合わせが殺到しているのだとか。
巽好幸さんによれば、「日本沈没の可能性は低い」ようです。
その理由は、日本列島の真下に存在しているいくつものプレートは列島を丸ごと海面へ引きずり込むのではなく、ある程度引きずり込んで跳ね返るシステムだから。
要は、日本が列島ごと沈没する可能性は低く、プレートの跳ね返り(つまり巨大地震)が幾度となく発生することで経済が大打撃を受ける可能性はあることを指摘しています。
巽好幸さんは、地球温暖化によって海面が3メートル上昇すれば東京周辺の広い地域が水没すると予想しています。
水没するであろう地域は、以下の図の通りです。
日本沈没とまではいかないものの、首都東京の一部分が水没してしまう可能性を危惧しているのは、とても恐ろしいですよね。
しかも、今世紀末には海面水位が最大82センチも上昇するという発表もあるのです。
そうなれば、東京の一部分どころか島国である日本が受けるダメージは相当なものになるでしょう。
まさに日本沈没です。
とはいえ、2021年版「日本沈没-希望のひとー」の監修者である名古屋大学大学院・山岡耕春教授(地震学)は、以下のようにコメントしています。
そもそも日本が沈没することはあり得ないこと
しかも、地球温暖化が原因での沈没はあり得ないと公言しているのです。
今世紀末までに、今各国が進めている温暖化対策が功を奏すということなのでしょうか。
どちらにせよ、地震学者たちの見解をしっかり把握していきたいところですね!
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【日本沈没】は予言?都市伝説?
続いて、ドラマ「日本沈没―希望のひと―」は予言なのか?それとも、都市伝説なのでしょうか?
同ドラマは、地球温暖化によって関東が沈没することを描いた作品です。
現実世界では、首都圏でたびたび地震が発生するなど、「南海トラフ地震や首都直下型地震が本当に起こるのでは?」と言われていますよね。
そこで言われているのが、「ドラマ日本沈没は予言なの?」ということ。
理由は、同ドラマの初回放送の3日前の2021年10月7日、千葉県北西部を震源とするマグニチュード5.9の地震が発生したことにあります。
埼玉県や東京都23区内では、最大震度5弱を観測。
同地域で最大震度5弱を観測するのは、2011年3月11日に発生した東日本大震災以来、実に10年ぶりの出来事だったのです。
結果的に大きな被害はなかったものの、翌日昼過ぎまで公共交通機関が通常運転できなかったりするなど首都圏は大混乱。
したがって、以下のような意見が殺到しましたよ。
- 日本沈没の開始を楽しみにしていたけれど、直前に大きな地震があったから怖い
- リアリティーがありすぎて怖い
- もしかしてドラマは予言?このドラマと同じようなことが起きたらどうしよう
関東での大地震とドラマの内容がリンクしているだけに、視聴者が不安に思っても仕方ないですよね。
また、ドラマ「日本沈没―希望のひとー」の原作である小松左京氏の「日本沈没」は1970年代に発表されたフィクション小説にも関わらず、臨場感あふれていることで有名です。
同作品では、巨大地震が何度も列島を襲い、そののちに日本列島が沈没する様が描かれています。
1970年代の作品とは思えないリアリティーさに、「日本沈没は予言なのでは?」と言われている事実もあります。
日本人であれば誰もが知っている聖徳太子も、「遠い未来に日本沈没が起こる」と予言しているのです。
日本沈没の原因だと都市伝説化されているものは、以下の通りです。
- 巨大隕石
- 巨大地震
- 富士山の大噴火
- 放射能汚染
- 核ミサイル
どれも容易に想像できるものですよね。
「日本版ノストラダムスの大予言」が本当に起こらないよう、私たちは神に祈るしかなさそうです。
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ドラマ【日本沈没】は難しいとの声も?
最後に、ドラマ「日本沈没―希望のひとー」について、視聴者の声を見ていきましょう。
同作品はタイトルを見ても分かる通り、話が少々重いです。
したがって、以下のような厳しいコメントが殺到しています。
- 劣化版シンゴジラ
- ナレーションが浮いている
- 公式サイトがネタバレをしている
- 話が重すぎ&怖い
- キャストが豪華すぎて期待しすぎてつまらなく感じる
シンゴジラは2016年に公開された映画で、アカデミー賞や東京国際映画祭など数々の賞を総なめした作品として有名ですね。
ドラマ「日本沈没―希望のひとー」との類似点は、シンゴジラ襲撃の危機に対してひとりの官僚が総理を動かして立ち向かうという部分です。
とはいえ、映画とドラマでは製作費などの関係で映画に軍配が上がるのは当然ですし、少々厳しい意見のような気もします。
またホラン千秋がナレーションを務めているのですが、「NHKのような重たいナレーションなのに、ホラン千秋の声が合っていなくて浮いている」という辛口コメントも。
公式サイトがネタバレをしている件について辛口コメントをしている方も多いですが、そもそも原作があって何度もドラマや映画化されている作品なので、既に結末を知っている人が多い作品でもあります。
したがって、ネタバレに関してそこまで問題視する必要はないのでは?という見方もあります。
話しが重すぎ&怖いという件に関しては、地球温暖化が原因で日本が沈没するというリアリティー溢れる設定なので致し方ないでしょう。
キャストが豪華すぎる件に関しても、TBSが力を入れている日曜劇場なので当然といえば当然です。
ただ、キャストが豪華すぎるだけに放送前の視聴者の期待値が異常に高くなってしまい、「期待したほどおもしろいドラマではなかった」と落胆の声が聞こえてくるのも事実。
内容が内容だけに、演技派ばかりを集めた作品になっているのが仇となっていますね。
とはいえ、「日本沈没はおもしろい!」という声もありますよ。
- 巨大地震が来ると言われている中、リアリティーあるドラマを見ることができて嬉しい
- 官僚が主人公のドラマはおもしろい
- 全員演技派だから、イライラせずに見ることができる
- 結果が分かっているから安心して見ることができる
万人受けするドラマはないですから、同作品にも賛否両論あるのは当然ですね!
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まとめ
この記事では、TBS日曜劇場「日本沈没―希望のひとー」について紹介しました。
同ドラマでは、地球温暖化が原因で関東が沈没するという設定ですが、地球温暖化は現実世界で実際に起こっている事象で、世界的に問題視されていますよね。
しかも、今世紀末にはかなりの海面上昇が見られる予測がされているので、とても無下にはできません。
実際、日本沈没が起こる可能性は低いにしても、やはり私たちは地球環境のことを今一度考えていかなければならないのかもしれません。
毎週日曜日、午後9時からTBS系で放送している「日本沈没ー希望のひとー」。
最終回まで見逃すことなく、見続けましょうね!