スキージャンプ日本代表の高梨沙羅（たかなしさら）。
2022年に開催された北京オリンピックの新種目・ノルディックスキージャンプ混合団体で、高梨沙羅はスーツ規定違反により失格処分となってしまいました。
高梨沙羅が失格処分となってしまったことで、ジャンプ混合団体は総合4位となり、メダルに届くことはありませんでした。
高梨沙羅が犯してしまったスーツ規定違反というのは、一体どういうことなのでしょうか。
この記事では、高梨沙羅のスーツ股下のぶかぶか、ダボダボ、規定違反の過去、ついてないのか、かまってちゃんについて紹介します。
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高梨沙羅のスーツの股下がブカブカでダボダボ？
高梨沙羅（たかなしさら）のスーツの股下はブカブカでダボダボだったのでしょうか？
北京オリンピックでの高梨沙羅の失態は、冒頭で紹介した通りです。
そもそも国際スキー連盟（FIS）は、スキースーツに対して以下のような規定を設けています。
直立姿勢でスーツ寸法はボディーと一致しなければならず、最大許容差はスーツのあらゆる部分において、ボディーに対し1cm～3cm（女子は同2cm～4cm）とする
実はスキージャンプは、スーツの大きさが飛距離に大きく影響するのだとか！
例えば、スーツの股下が1センチ下がっただけで、飛距離がかなり伸びると言われています。
高梨沙羅は今回の北京オリンピックで103.0メートルという長距離を飛び、124.5点という高得点を獲得！
メダルが確実視される位置に持って行くことができ、喜びの表情を見せていました。
ところが、スーツの太もも周りが2センチオーバーしていたことで失格処分の対象となり、高梨沙羅の記録はゼロになってしまったのです。
高梨沙羅の記録がゼロになってしまったことで、ノルディックスキージャンプ混合団体はメダルを逃して総合4位。
高梨沙羅は、自身の責任を痛いほど感じているのです。
以下は失格処分を食らってしまった高梨沙羅と、着用していたスーツの写真です。
素人目から見ても、国際スキー連盟が規定している「ボディーに対し2センチ～4センチ以内」に違反しているように見えますよね。
どう見ても、ウエスト部分と股下部分のまでに距離があり過ぎです。
とはいえ、高梨沙羅が着用していたこのスーツは、ノルディックスキージャンプ混合団体の2日前に行われたノーマルヒルで着用していたものと同じだったといいます。
したがって、高梨沙羅が意図的にスーツ規定を無視したとは言い難いのです。
通常、スーツはシーズン初めに計測して数値を提出する決まりとなっています。
高梨沙羅も例外ではなく、今シーズン初めにスーツを計測し、その数値を提出してはいるのです。
とはいえ、どの選手も大会で勝利を手にするため、規定のギリギリでスーツを作っているとされています。
計測時よりも体重が減ってしまった場合や、大会会場の気温が予想以上に低かった場合、スーツが規定値を超えてしまう可能性が指摘されており、今回の高梨沙羅のように、スーツ規定違反で失格処分を食らってしまう可能性は十分考えられのです。
高梨沙羅の規定違反は過去にある？他の選手は？
高梨沙羅（たかなしさら）のは過去にもあったのか？他の選手について見ていきましょう。
2022年に開催された北京オリンピックでは、高梨沙羅の他に4人の選手がスーツ規定違反で失格処分を受けています。
失格処分を受けたのは以下の5選手。
- 高梨沙羅（日本）
- カタリナ・アルトハウス（ドイツ）
- シリエ・オプセト（ノルウェー）
- ノルウェーの選手
- オーストリアの選手
1つの大会で一度に5人もの選手が失格処分を受けるのは異例中の異例の出来事で、各国メディアが次々に抗議を申し立てているのは言うまでもありません。
ノルウェーのクリスチャン・メイヤーコーチは今回のスーツ規定違反に関し、以下のように怒りをあらわにしています。
この日のスーツの検査は本当におかしい。厳しすぎるし、こんな試合がオリンピックなんてありえない
ドイツの新聞も、今回のスーツ規定違反に関して以下のように報じています。
このことは（スーツ規定違反で5人の選手が失格処分になったこと）、多くの選手たち、基本的には競技全体、そしておそらくスキージャンプのイメージやルールの適用にも影響を及ぼした
スーツ規定違反があるのであれば、飛ぶ前にルール違反を告げれば良いだけ。
それにも関わらず高梨沙羅をはじめ全5人の選手は、実際に競技を行った後に「スーツが規定違反だったので失格処分と致します」と告げられています。
オリンピックに一切興味のない人でも、「それはさすがに可哀想」と思ってしまうような出来事かと思います。
ちなみにスキー競技に関しては、「スーツ規定違反で失格処分」となった出来事は何度かあります。
日本選手でいうと、北京オリンピックで金メダル・銀メダルを獲得した小林陵侑（こばやしりょうゆう）も、スーツ規定違反で失格処分を受けた過去があります。
小林陵侑がスーツ規定違反で失格処分を受けたのは、2021年に開催されたワールドカップ。
この時も「そんなこと（スーツ規定違反で失格処分）があり得るのか？！」と物議を醸しましたよね！
どの選手も勝ちたいがために規定ギリギリでスーツ作りをしているので、スーツ規定違反になってしまう可能性は十分に考えられます。
しかし高梨沙羅を含む計5人の選手は、「個人戦ならまだしも団体戦でなんで…」と思っているかもしれませんね。
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高梨沙羅はついてない？運がない、もってない？
続いて、高梨沙羅（たかなしさら）はついていない？運がない、もってないのでしょうか？
高梨沙羅はスーツ規定違反で失格処分を受けてしまいましたが、実はスーツの検査はランダムに行われるものなのです。
通常スーツの検査は、試合前や今回の高梨沙羅のように1回目のジャンプ終了後にランダムに行われるもの。
ランダムに選ばれた人のみ行われるスーツ検査に引っかかってしまうとは、高梨沙羅は運がないとしか言いようがありませんよね！
ちなみに今回の高梨沙羅の失格処分に関して、ネット上では以下のように言われています。
- 高梨沙羅ちゃんはよく頑張ったよ。責任を感じないでほしい
- 日本チームのスタッフの方々は、高梨沙羅のメンタルケアをしてあげてほしい
- 立ち向かう精神の強さは世界一だったのでは？
- やりきれないけれど、心動かされた良い大会だった
- あの精神状態で2回目のあの大ジャンプはスゴイ！としか言いようがない
高梨沙羅を励ますように、「高梨沙羅は決して悪くない！」というコメントが相次いでいます。
泣きじゃくる高梨沙羅を励ますため、日本代表選手が次々に高梨沙羅をハグする姿が印象的でしたよね！
ちなみに高梨沙羅は、これまでもたびたびルール変更に泣かされてきた選手です。
ソチオリンピック前には、ゲートファクターというシステムに沿って練習を重ねていた高梨沙羅。
しかし、ソチオリンピックまで1年を切ったタイミングで同システムが不採用になり、練習不足だった高梨沙羅は4位という結果に終わってしまったのです。
さらにウインドファクターというルールが追加された際も、高梨沙羅はこれまでの練習方法を変えなくてはならず、苦戦を強いられています。
もちろん、高梨沙羅のように幼い頃から競技に携わってきた選手は、度重なるルール変更などに泣かされた経験があるでしょう。
しかし高梨沙羅は、オリンピックに関していえばソチ・平昌・北京と3大会連続出場を果たしている選手。
ところが、平昌オリンピックの女子個人ノーマルヒルで銅メダルを獲得したくらいで、これといった大きな結果は残していないのも事実。
注目されている選手だけに、一般人も注目するオリンピックという大会で結果があまり残せていないのも、「高梨沙羅は不運、ついていない、もっていない」と言われている理由なのかもしれませんね！
高梨沙羅はかまってちゃん？
最後に、高梨沙羅（たかなしさら）はかまってちゃんなのでしょうか？
高梨沙羅は競技に関しては一流でファンも多くいますが、私生活については「かまってちゃんなのでは？」というマイナスな声が多くある選手の一人です。
高梨沙羅がかまってちゃんと言われている理由は以下の通り。
- 整形をしているから
- 試合前なのにバッチリメイクをしているから
- すぐに泣くから
高梨沙羅が整形をしたと言われているのは、過去と今の顔が以下の写真の通り、まったくの別人だからです。
昔は輪郭が丸く、目元も二重ながらも厚ぼったい印象があります。
しかし現在はアゴがしっかりあり、目元の重たい印象は一切ないですよね！
オリンピック選手がここまで大きな整形に踏み切るのは、高梨沙羅が初めてではないでしょうか。
だからこそ、「競技でもっと活躍して注目されれば良いのに」「整形に時間を割いているから大きな大会で結果を残せないんだ」などとマイナスな意見があるのも事実。
「顔を可愛くして”私を見て！”っていう、かまってちゃんだったんだ」という意見もあります。
また試合前なのにバッチリメイクをすることも、「高梨沙羅はかまってちゃん」と言われてしまう要因の一つです。
多くのオリンピック選手は試合前はスッピンで、試合に全力を注ぎますよね！
もちろんメイクをしているからといって試合に全力投球ではない、という事ではありませんが、「メイクをする暇があるのなら勝利に向けた練習をしろ」と言われているのも事実。
またすぐに泣くことも、「誰かに構ってもらえるからすぐに泣くんだ」と見ている人も多いようです。
要は日本を背負っている代表選手なのに、競技以外のことで目立つなということですね！
とはいえ、競技中以外は普通の女の子。
メイクだって楽しみたいでしょうし、実際のメンタルは弱いのかもしれません。
高梨沙羅だけが、なぜそこまで大きく叩かれているのかが不思議ですね！
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まとめ
この記事では、高梨沙羅（たかなしさら）のスーツ股下がぶかぶか？規定違反の過去、ついてない？について紹介しました。
高梨沙羅のスーツ規定違反はショッキングな出来事でしたが、同じ大会で一気に5人も失格処分にした審判人に批判が殺到している事実があります。
日本人選手もメダル獲得に至らなかったのを高梨沙羅のせいにすることはなく、たたえ合っている姿が印象的でしたよね！
小林陵侑（こばやしりょうゆう）の件でもわかる通り、スキー選手のスーツ規定違反はそんなに珍しいものではありません。
したがって今後は高梨沙羅と同じ屈辱を味わう選手が少なくなるよう、ルールの改定などが必要なのではないかと思います。
ついていない、かまってちゃんと言われている高梨沙羅ですが、実績はしっかりある選手です。
これからも高梨沙羅を応援していきましょうね！
